ついに、インドで4G回線を繋げることができた。
4G回線は3G回線に比べて5倍速いというのがAirtelの売り文句。
確かに早い。
最近はインドでもビデオを見る層が増えてきた。3Gの速度では話にならないのだ。
日本の場合、光回線とか、物理的に線をつながなければならないが、
インドではネットは全て無線である。インドは日本で起こった光ファイバ回線を家庭に引く段階を
飛び越えて一挙に無線の世界に入った。
かつて、NTTが銅線を光ファイバに変えるときに道路に穴を掘って敷設した。
その段階をすっ飛ばしてインドは無線で通信回線を構築しつつある。
かつて、私も通信の世界にいたのでよくわかるが、多額の設備投資が不要でありインド経済を助けることになる。
しかし、電波も有限な資源であり、電波帯域の獲得を巡ってインドでは熾烈な争いが勃発している。
インドでは電波の獲得はオークションで決まる。だから、決して電波帯域も安くはないが、この広いインド国土に
光ファイバを張り巡らせるのは得策ではない。無線ならどんな農村、山奥でも電波塔一本立てれば済むからだ。
我が家の新兵器であるルータを下記の写真でご紹介しよう。
それにしても、ルータは中国製であり、Huaweiという今では大企業となった企業の製品が
インドの通信を支えている。
私がまだ通信の世界にいた2005年ころはHuaweiは中国のごく小さなベンチャー企業であった。
それがこんなにも巨大な企業になるとは。
日本企業は深く深く反省したほうがよいだろう。