日系企業のISO27001取得を支援中

インドに進出する日系企業でIT関係の会社はそれほど多くない。
私が知っている限りでも数えるほどである。
バンガロールはITのメッカと言われている割には少ないだろう。

もちろん、大手企業はインドのIT企業と提携して大勢のインド人エンジニアを使っているが
日本の渋谷に沢山あるような日系企業は少ない。

しかし、最近、日本の個人のITのエンジニアがインドで起業したいと相談されて
その起業を支援した。最初は奥さんと二人でのスタートであり今年はスタッフを増やすようである。

名前だけ公開するが、Kemuri Technology Pvt. Ltd. という。
ご贔屓にしてあげていただければ幸いだ。

日本人のソフト技術者がバンガロールに在住しているというのは大きいと思う。
今後、日本の会社でもインドのソフト会社を使う機会が増えると思うが、そのソフト開発で
最も重要なのはプロジェクトマネージメントだからだ。その場合、現地にソフト技術がわかる日本人
がいるのは大きいと思う。

 

もうひとつ私が支援している日系のIT会社がある。

それは、Media Back Office (India ) Pvt. Ltd.だ。その会社は設立後数年経つが
現地のJETRO事務所にも知られていない会社である。(最近、JETRO事務所には説明してあげた。)
その会社は今年中には200名の人員を抱えようとしている。すでに大企業だ。
場所はGubi市というバンガロールから80km離れた場所にある。人件費が安いからだ。

その会社が今年、ISO27001を取得するということでプロジェクトを開始した。
ISO27001というのはセキュリティ関係の認証である(下記写真参照)

 

 

2015-01-28 13.12.18

 

そのプロジェクトの支援をGeoComが行っている。

 

 

知って役に立つインド人ビジネス作法

多くの日本人が理解していないことや誤解している
インド人のビジネススタイルを列挙しよう。
このことを知っているか知らないでは大きな違いがあり、

知らなければより大きな誤解や問題が生じかねないだろう。

1)インド人はメールが嫌い
インド人は日本人のように年中メールしているわけではない。
したがって、メールの返事が来なくても実際にはメールを見ていることが多い。
単純に返事を返さないだけである。

2)インド人は時間には鷹揚だ。
インド人に時間を守らせるのは至難である。
ましてや5分前に来るなどということはない。
日系企業で日本人化されたインド人は理解しているので時間を守るが、ほとんどのインド人は30分程度の
範囲であれば時間通りという意識である。だから、こちらが遅れてもそんなに悪びれる必要はない。

3)約束の時間を設定する場合
たとえば1時に来ると聞いた場合でも30分程度の遅れを見込んだほうがよい。
というのはきっちり時間を決めても交通状況によって時間を守れないのだ。
私も最近はインド化したのか、比較的緩い相手とは1時半から2時の間に行くというような緩い約束をする。

4)日程を守らせる場合
仕事を与えても指示しても、いつまでにできるかと必ず確認しなければならない。それでもだいたい2,3日は
遅れるのがざらである。だから、プロマネの仕事は最も大変である。
お堅いイメージのある銀行でもきちんと約束を守らない。会計士も同様である。
日本人感覚ではこの違いにほとほと嫌になってしまうが、イライラするだけ損である。

5)仕事の達成について
だいたい、インド人は何かできるか?と聞いてもNo Problemと答える。
でも実際にやらせてみるとできないことが多い。
それを責めると、頑張って一生懸命やっている、Making an Effort.とか、Best Effort.
あるいは、Try my best.という。できなくてもあまり悪びれる様子はない。

6)モチベーションを上げるのが一番良い方法
インド人は褒められるのが好きである。だから、叱責してもやらないし、あれこれ言い訳を言うだけ。
むしろモチベーションを上げ、おだてて誉めることが重要。
インドの会社ではRecognitionと言って従業員の表彰式を年中行っている。
従業員の誕生会を行ったりや月に一回まとめてその月の誕生日の社員にプレゼントを贈る。

7)インド企業に訪問した際は
こちらがお客や初めての表敬訪問の際には、恥ずかしくなるほどの歓待を受ける。
訪問時には花束贈呈があり、帰り際には贈り物をくれる。面食らわないで堂々と受け取ること。
また、会議室にボーイが来てコーヒーか紅茶かを必ず聞きに来る。どっちでもよいと言わず
どちらか欲しいものを言うこと。

8)業務資料でグラフ化は不得意
パワーポイントの資料などは、文字ばっかりで、グラフや表をあまり使わない。
業務管理の場合もグラフを使わないので見える化とは程遠いが、これできちんと業務管理が
できているのだろうかと大きな?マークがつく。だから、実際に管理がうまくいっていないケースが多い。

 

まだまだ、いっぱいあるが今日はこのくらいにしておこう。

質問があればいくらでもお答えします。

 

質問は問合せシートをクリックして送付してください。

オバマ米国大統領、インド訪問、関係強化へ

昨日、アメリカのオバマ大統領がインドを訪問した。
26日の今日は連邦記念日のパレードを見学した。
オバマ大統領の訪印は2度目であるが、米大統領が連邦記念日の観覧は異例である。
アメリカとインドの関係は実は2000年前には冷え込んでいた。
その理由はインドが核実験を実施したからである。

2000年に私は米国大手企業のFidelityが
日本に100%投資したKVHという通信会社に転職したのであるが、
その後、KVHはインドにオペレーションをアウトソーシングするために
2006年にプロジェクトを開始した。
そのプロジェクトというのは、親会社であるFidelityはインドにすでにグルガオンとバンガロールに
拠点を設けていたが、その親会社にKVHがBPOとしてインドに運用監視を外注委託するプロジェクトであった。

その当時、面白い話を聞いたのだが、親会社であるFidelityは大ぴらにインドに拠点を設けていると
言えない事情があった。
それは、米国とインドの関係が冷え込んでいたために米国企業がどんどんインドに拠点を作っているにも関わらず、
そのことをアメリカ国内に知られたくない事情があったのだ。

ところが時代は変わった。今回、米国とインドとは核問題で合意点を見つけるようだ。
そのなんらかの合意がなされればインドとアメリカは今こそ、ざっくばらんに国同士で付き合うことになり
米国企業の進出が益々加速することになるのだ。

さて、臨場感をもたせるために

本日の生の新聞紙面を写真にとったので

下記に掲載することにしよう。

 

2015-01-26 20.29.17

中国経済に陰り、インド成長率増進

中国の経済に陰りがみられる。
これはIMFによる統計上の数字からも明らかである。

下記のGDPの年間推移を見てほしい。
中国の成長率は低下しつつあり、インドは増加し
2016年には中国の成長率を追い越す模様である。
その反対にインド経済の躍進が見られ

1月21日付けで、先週に引き続きSENSEXの株価も昨日の523ポイントもの
大きな急進を記録した。

インドでは連日の新聞報道で今年度は楽観的な見通しを伝えており

モディ首相の先日のグローバル・ビジネス・サミットでの講演も

現在の2兆ドルのGDPを、将来20兆ドルにすると表明し果敢に経済積極性をアピールした。
今年はインドではビジネスが活性化しそうである。

 

 

 2013201420152016
Brazil2.5
0.10.31.5
Russia1.30.6- 3.0- 1.0
India5.05.86.36.5
China7.87.46.86.3
US2.22.43.63.3
World3.33.33.53.7

 

 

 

初めて公開、私のインドの仕事場

インドの仕事場を公開します。

 

この机で

いつもブログを書いたりメールを書いています。

ここからは見えませんが、横には本が積みあがっています。

かれこれ、もう6年も経ってしまった。

ここはバンガロールの北にあり、

打合せや訪問先は南のほうにあるので

そろそろ、南に移ろうかなと考えている最中ですが、

住めば都、当初はいろいろ文句も

ありましたが、また、今の完璧とは程遠いのですが、

慣れとは恐ろしい。愛着がわいて

結構、快適かもしれません。

 

day 002

インドのネットユーザ2018年には倍増

本日のインドの日経新聞と言われるエコノミックタイムズ紙によれば、
2018年にはインド国内のネットユーザが倍増するといわれている。

2015年中には2億6千万人のネットユーザが3年後の2018年には
5億8千万人という巨大な数になることが予想されているのだ。

したがって、最近ではE-コマースのサイトも急成長しており
SnapDealという会社にソフトバンクが最近投資したのは有名なニュースである。

実は、GeoComでも顧問先のSukkiri Solution Pvt. Ltd. という日系の
中小企業を支援しているが、
そこはインド国内で洗剤を販売しようとしており、これまでホテル顧客など
B-Bビジネスを推進してきたが、E-コマースのサイトを構築しようと
している。

日系の会社がこちらでE-コマースを始めるのはあまりないだろう。
日本ではネットショッピングが盛んになってきたが、
インドでもネットショッピングが盛んになる兆しがある。

最近ではアマゾンも盛んに宣伝を開始し、インド市場の開拓に躍起と
なっている。毎日のように1面の新聞広告を見る。

インドにおけるE-ショッピングのポータルサイトのトップ3は、
Flipkart,  Snapdeal,  Amazonである。

Sukkiri Solutionは自社サイトも構築予定であるが、
これらのネットショッピングポータルサイトにも出品予定である。

また、サイトの構築は日本のIT業者に作成させるよりも
遥かに安上がりである。
単なるサイトの構築だけでなくショッピングカート作成、決済機能を
追加する上、デザイン等も依頼して30万円程度で作成してもらえる。

 

インドに戻りました。

先週末にインドに戻りました。

現在、新しい情報ブログサイトの設定に四苦八苦しており
ようやくこのようにブログを少しずつ書き始めています。

アメブロも継続して書く予定ですが、
最近1か月ほど更新していません。
やはり、日本にいては気分が乗らないというか
情報をアップする気にならないようです。

結局、昨年11月19日に日本に帰国してから
1月8日にバンガロールに戻りましたので1か月半ほど
日本に滞在することになりました。

日本滞在中は、インド人学生を2校案内しましたので
2週間はフルに忙しく、
その後12月6日以降は、いろいろ打合せを行いましたが
結局、年末年始は日本で過ごすことになり
日本での長期滞在ということになりました。

さて、インドに戻ってからは、やはり活気があり
日本での気分とは全く違うのでハイテンションになることができます。

このサイトでは、より詳しい具体的な情報を発信しますので
ご期待ください。

 

 

インドビジネス情報発信開始

2015-01-17 16.25.312015年、新たな年です。

今までアメブロを中心に情報発信してきましたが、

新たに情報発信の場を構築しました。

このサイトはオープンソースソフトであるWordPressを用いて
構築しました。

 

この場ではビジネスに特化した貴重な情報を発信していきますので

ご期待ください。

 

 

インド、ベンガル―ル市在住

GeoCom Consulting Pvt. Ltd.

代表取締役 河込 正道